イギリス式ヒーターの使い方

こんばんは、夏みかんです。


少しご無沙汰していた間に、エディンバラはすっかり秋になりました。

公園や大学、あちらこちらで可愛いリスがひょこひょこと街を駆け巡っています。


その間夏みかんはというと、

日帰りの旅行に行ったり、

一人で買い物に行ったり、

サークル活動に参加したりしている間に

大学の課題も少しづつ溜まり始め…

案の定、風邪をひきました。


実は風邪をひいているのは私だけではありません。

大学では"Fresher's Flu"という言葉をよく耳にするのですが、

その名の通り、新入生は皆風邪をひいてしまうようです。

私のように寒さに慣れていなかったり、

Fresher's Weekのイベントなどで毎日色々な人と出会い、

夜遅くまで出歩き、新生活に慣れていくうちに、

疲れが溜まってしまうのでしょう。

レクチャーの間中、あちらこちらからゲホゲホと咳の音が響き渡っています。

私のフラットは全滅。1年生の授業だと半数ほどは咳をし鼻をすすっています。

おかげで授業中は嫌に賑やかです。ごめんね教授。


しかし何しろ、エディンバラは寒いのです。

緯度が高いので当たり前なのですが、

(むしろ高緯度にしては、暖流の影響でスコットランドは暖かいのですが)

10月中頃の本日の気温は最高12度、最低9度。

その上日によっては風がとても強い。

しかも室内はとても暖かい。

温度調節ができるまでに随分慣れが必要でした。


イギリスに来てから、驚いたことの一つに、

エアコンがない。

というのがありました。

え、どういうこと。寒いのにエアコンがない。

驚いた馬鹿な夏みかんでしたが、

暖房はあります。

こちら、夏みかんの寮にあるヒーターです。

なんだこれは。

上には二つ、ダイアルが付いています。

実はこのヒーター、

storage heaterというものらしく、

その名の通り、電気代が低い夜の間に熱を貯め、

その熱を日中放出する、というものだそうです。

エアコンのように、今は15度だから20度に設定〜なんてことはできません。

input dial(上の写真では右)でどれほど熱を貯めるのかを調節し、

output dial(左)でどれほど放出させるかを調節します。

ちなみに左のダイヤルを回すと、ヒーター上部の弁が開閉します。

放出の仕方は随分物理的なようです。


そしてこのヒーター、夜に貯めた熱を使うので、

昼に初めてスイッチを入れても暖かくなりません。

そのためにあるのがboostボタン

夏みかんの写真では、1枚目に写っている青く光るボタンです。

こちらは昼夜お構い無しに、電気を使って熱を発生させます。

一度押すと20分ほど暖かくなり、また消えます。

昼に使うと電気代が高くつくので使わない方が良い、とのこと。

夏みかんは電気代水道代込みの寮費なので、使いまくっていますが。


わかりやすい画像を寮母さんからゲットしたので貼っておきますね。

夏みかんはヒーターを使いこなすまで1ヶ月ほどかかりました。

グーグル先生に聞いても、友達に聞いてもわからず…

1ヶ月経って大掃除をするために机を移動させ、隠れたスイッチを探し当てるまで。

なぜこんなところにスイッチをつける!?

ショックを受けましたが、今では暖かい部屋でこの記事を書いています。


留学生の皆さん、もし夏みかんと同じヒーターを使うことがあれば、

部屋の隅々までスイッチを探して、くれぐれも風邪をひかないように暖かく過ごしてくださいね。


ではでは。

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Edinburgh, Scotland.

2017年9月から留学・夏みかんのエディンバラ日記

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